上の 3D 展示室と同じ内容です。3D を表示できない環境でも、 展示室 7 室と作品 11 点をここで読めます。 この一覧は展示データ(designs.json / works.json)から生成しており、手では書き換えません。

描かない場所にこそ、見る人の物語が宿る。白い余白と円が、階段の途中でゆっくり交差する。

つかめないはずの光を、かたちとして留めた一枚。青と紫の面の前に、人がひとり立っている。

伏せたまなざしの奥に、誰かの記憶がある。水彩の花に包まれた横顔。

木々のあいだを抜ける風の、しずかな訪れ。水面に光の粒が落ちている。

降り出す直前の、張りつめた空気の色。厚い雲が原の上をゆっくり移る。

描きかけの絵と絵のあいだに流れる、ゆるやかな時間。窓の外に水がある。

咲ききる手前の、はじまりの気配。白い壁に花が重なって落ちる。

輪郭がほどけて、内と外がやわらかく混ざる。紫と金がしたたる。

音のない場所で、花だけがそっと呼吸している。暗がりに金の輪郭が浮かぶ。

一日がはじまる前の、澄んだひかりのなか。蔦の窓から光が差し込む。

夜と朝のあいだに、しずかに灯がともる。街の階段に光の粒が転がる。